根管治療
根管治療について

根管治療とは
むし歯が進行して細菌が歯髄(歯の神経)に感染し炎症を起している状態になると、強い痛みを感じることがあります。
根管治療は炎症を起こした歯髄に対する治療で、感染を取り除くことが痛みを鎮めることにつながります。
歯は歯髄を失うとどうなるのか?
歯髄(しずい)は、私たちの歯を健康な状態で維持するために大切な働きをしています。歯髄には神経のほかに歯を栄養するための血管が存在し、歯を健康な状態で維持しています。
しかし、根管治療により歯髄を失った歯では栄養が途絶えてしまうほか感染によって歯が薄くなり歯そのものが脆弱になります。そのため、健康な歯と比べてて折れやすい(破折)状態になっていきます。歯髄を失った歯の破折リスクは健康な歯よりも高くなります。
できるだけ歯髄を残す治療
歯をいつまでも健康な状態で保つために歯髄の役割は非常に大きいと感じているため、進行したむし歯でもできるかぎり歯髄を守る治療を心掛けています。歯を健康な状態で保つための歯髄の役割は大きいのですが、歯髄を残すことだけが最善の治療とはならないことがあります。
むし歯の進行が深くすでに歯髄に強い炎症が起きている場合には、歯髄を取り除くことが痛みを鎮めることにつながります。さらに感染が進行し歯髄が壊死している場合には、歯の内部から周りの組織や体の臓器(敗血症)へ感染が拡がるため壊死した歯髄を取り除くことで炎症の拡大を防ぐことができます。
歯髄の感染が疑われる症状
- 冷たいものがしみる
- 詰め物がとれた
- ズキズキとした痛みがある
- 痛みがあり噛めない
- 歯茎の腫れ、膿がでる
- 過去に根管治療の経験がある
歯の神経がない状態でも
痛みを感じる理由
適切な根管治療により歯の歯髄を失った歯でも、しっかりとお食事ができ健康な歯と同じように保つことができるようになります。
根管治療の重要性
文献によると、抜髄根管(初めての根管治療)における成功率は90%以上であり、再根管治療(2回目以上の根管治療)においても69%から84%の成功率が報告されています。
(根管治療は100%の成功を保証できる治療ではありません。)
当院の取り組み
CTの3次元的診査による
正確な診断
立体的で複雑な構造をしている根管を1本1本あらゆる方向から3次元的に診査することができ、正確な診断に役立てることができます。
撮影する領域を指定することで被曝量を低減することができますので、安心して検査を受けていただくことができます。

感染予防の徹底
根管治療で大切なことは治療中に新たな細菌が根管内部に入り込まないようにすることです。
日本における根管治療の成功率は約50%(2012年東京医科歯科大)と報告されていますが、その原因の1つに唾液中に存在する細菌の感染が指摘されています。
ラバーダムというゴムのシートを使用することにより、歯を唾液から隔離することで防ぐことができます。
また、世界基準のクラスB滅菌器による徹底した感染予防対策に取り組んでいます。
